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漢字の起原(エクスプローラ探検家)
何気なく使っている漢字ですが、その生い立ちをたどると思いがけない発見があります

   
虫はまむしの形にかたどる。虫と蟲はもと別字。蟲は虫を三つ合わせた会言文字で昆虫の総称。昆虫、爬虫類、ときに貝に関する意にもちいる。
蛇、竜の意を示す虫と、同時にそら(空クウ)の意を示す工(コウ)とからなる。空にかかる虫。古代人は虹を竜の表れと考えた。
虫と音を表し同時に爪でかく意(爪ソウ)を示す叉(ソウ)とからなる。かまれるとかゆくなる虫。
虫と音を表し同時に羽音を表す文(ブン)からなる。
貝類の意をしめす虫と音を表し同時に合わさる意を示す合(コウ)からなる。二枚貝の意
穀物をいれるかなえ鬲(レキ)と音を表し同時にぬける意抽(チュウ)をしめす蟲の省略形虫(ユウは変わった音)からなる。物を煮て蒸気がぬける。
皿の中に血のかたまりがある図。皿にもって神にささげる神聖な血。
人三人で多くの人を意味する下の部分と、人の居住する地域を示す口(かこい)からなる。あるところにいっしょにいる多くの人々の意。口が四にさらに血と書き誤った。
十字路のかたち。通り道の意、転じてとおる、ゆく、おこなう意。
道の意を示す行と、音を表し同時に従う意(順ジュン)を示す朮ジュツ)からなる。村の中にそって通じた道。転じててだて、、方法の意。
道の意を示す行と、音を表し同時にあみ目の意(罫ケイ)を示す圭(ケイ、ガイは変わった音)からなる。まちのなかをたてよこに通じているみち。
行と、音を表し同時につきとおる意(通トウ)を示す重(チョウ、ショウは変わった音)からなる。街をつきぬけている道の意。音を借りてあたる(撞トウ)の意にもちう
行と、音を表し同時にめぐり歩く意を示す韋イ(足でのまわりを歩く、みち(行)をあるきまわってまもる。
大きな角を示す部分と音を表し同時に横コウの意を示す行コウからなる。牛の角にしばりつけた横木、ひいて天秤の横木の意。
きもののえりもとを合わせる形。
衣と音をあらわす毛モウ(ヒョウは変わった音)。身をつつむおもての衣
衣と音を表す里(リ)からなる。ころもの内側、ひいて裏側。
衣と音を表し同時にたつ意を示す制からなる。衣をたって衣服をつくる。
枝をつけた木を刀で断ち切る。ひいて裁断、獄を断ずる、禁ずる、おさえる。
衣と音を表し同時に切り離す意サイからなる。布をたつ、ひいて人をさばく。
衣と音を表し同時にゆたかにある(有ユウ)の意をしめす谷(コク、ユは変わった音)からなる。衣服が豊かに有る、ひいてこころにゆとりがある。
衣と音を表し同時にむきだしの意露(ロをしめす)果(カ、ラは変わった音)からなる。衣をつけないで、むきだし。はだかの意。
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