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漢字の起原(エクスプローラ探検家)
何気なく使っている漢字ですが、その生い立ちをたどると思いがけない発見があります

   
が古い形で、人が丁(つえ)をついてあちこち見回して、どちらにいこうか迷っている象形文字。ひいて疑うとなった。は子供が立ち止まる意のつくりの部分と、立ち止まり頭を左右にし行きえないでいる左側の部分、子供があるけないでよちよちしている姿。 疑うとは、他人の信義を疑うのではなくて、自分の判断の基準(立場)があやしいことなのですね。ウザイ、きれやすい最近の風潮ですが、兎角不満の原因を外に向けがちです。、まず自分の立場を内省するというところが、にくいですね。
人が二人並んだ図。ならぶ意。ひいてくらべる。
とも書く。は目を見張っている図。は人が背伸びをして遠くをのぞんでいる図。月と同時に満つるいみの意味の左の部分(満)からなる、満月の意味。の部分を音を表す亡(ボウ)に替えて借用したもの。
右は川の流れを表す、音をあらわし同時に高く登る意の(トウ)からなる。川の水が高く上がる潮の原字。は恩を表す右側の舟(シュウ)と(トウ)からなる、日が高く登る。朝と書かれて朝となった。
左のあしあとのかたち。とどまるの意。
右と左のあしあとの図。当然はだしです。
歩み意の止と、音を表し同時にまっすぐの意(挺テイ)を示す丁から成りまっすぐ歩む、転じてまっすぐで正しい。
歩む意の止と音を表し同時に跨ぐ(カ)からなる。(ブ)は変わった音。ひとまたぎ、半歩を意味する。その音を借りていさましい意に用いる。
もと戍(まさかり)に似た武器で収穫ごと(一年ごと)にいけにえを殺して祭る意を表したが,後に(戍)が音を表し、これにめぐる意の歩を加えて一めぐりの年を表すこととなった。
気氣 旧字の氣は米と立ち上がる湯気を表すとともに音を表す气(キ)からなる。米をたくときの湯気の意。
なぐりつける意の殳と大きい猪の意の左の部分からなる。
楽樂 糸をふたつならべたかたち、と木から。木に糸を張った弦楽器。白は爪
の図。弦をはじきかなでる。ひいて楽しむ。
元行く意を表す之(上の部分)同時にはやくすすむ人の意(迅ジン)からなる。他人に先立っていく、ひいて先。
斤(おの)と木と音を表す辛(シン)とからなる。おので木をきりそろえる。音を借りてあらた(鮮セン)の意に用いる。
つくりの斤は柄の曲がった斧(おの)の絵と音を表す厂(ガン、キンは変わった音)からなる。柄の曲がった斧
音を表し同時に似せる意(肖ショウ、像ショウ)を示す者(ショ)からなる。筆で似せて写す、ひいて書くとなる。
むちを手に持ち同時に強制を意味すると、音表し同時にあきらかの意(炳ヘイ)を示す丙(コウは変わった音)からなる。あきらかなほうに向かわせる。あらためる、さらとなった。
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